学参ものの組版の流れ

(株)Station S ではSAMPRAS-Cのカラー集版機能を活用して、面付けフイルムの色分版出力の仕事もしています。
ここでは、現在進行している、学習参考ドリルを題材にして、カラー編集や特殊文字の処理などを中心にご紹介いたします。

	書籍や雑誌と同じもしくはそれ以上に詳細な指定とともに文字原稿が入ってきます。 原稿の詳細な指定に応えるべく、社内の専門の担当者によって前処理データ(記事）を作っていきます。数式、表、グラフ、図形などの入力はテキスト編集校正機GRAFで行います。これらの部品が揃ったら総合編集装置SAMPRASでレイアウト指定どおりに記事を配置します。 イラスト原稿はスキャニングして色分解し、写研のシステムのデータに変換します。IllustratorやPhotoshopで作られたデータも写研のデータに変換し、それぞれサーバーに登録します。 初校組版はモノクロで作成出力します。
	レイアウトや文字の修正事項が初校ゲラに書き込まれます。
	指定どおりに修正していき、文字組版に関して直しがなくなるようにします。 生徒用のほかに、解答や参考データが入っている教師用のデータも作ります。
	文字に関しての最終チェックとともに、色指定が入ります。
カラーカンプ機 DocuColor	カラー総合編集機SAMPRAS上で、色指定にもとづき文字や線面に色の属性をつけていきます。 カラーカンプ出力機DocuColorで出力し、色校正をしてもらいます。
	面付けし、色ごとにフイルム出力します。
	印刷工程へ